子供を褒めることが苦手な親でも良いところを発見できるコツ

保護者の悩み

中学受験や高校受験、大学受験などに向けて勉強を頑張っているお子さんを持つ親御さんは多いかと思いますが、普段から褒めてあげれていますか?

褒めることが苦手な親御さんも意外と多かったりしますが、子供のモチベーションを高めるためには褒めることが非常に重要だったりもします。

子供を褒める為には、まず「良いところを発見すること」が必要です。

親自身が考え方を柔らかくすることができれば、容易にいくつもの良いところを発見できるはずです。

この記事では、そんな「子供を褒めることが苦手な親でも良いところを発見できるコツ」について解説していきたいと思います。

子供の良いところを発見し褒めることで自己肯定感を高められる

子供に「自分の長所はどんなところ?」「努力すれば成功を手にすることができる?」と聞いたとき、「YES」と答えられるのであれば、自己肯定感が高いタイプであると言えます。

おそらく受験に対しても自然とモチベーションを上げながら進めていける確率は高いはずです。

しかし、「長所なんてないよ(あまりないよ)」「努力しても手に入れられないことはたくさんあるよ」というような答える子供であれば、自己肯定感が低めで受験に対してもちょっとしたきっかけでモチベーションを下げてしまうかもしれません。

親として、もしも「自分の子供は自己肯定感が低いかも」と感じているのであれば、良いところを発見し褒めるという手法で改善させることができたりします。

中には、親自身が子供への肯定感が低く、「ウチの子は受験に失敗しそう」「あの子は精神的に弱いから」というような思考に陥ってしまっている可能性もあります。

そういった思考になりがちなのであれば、まずは「子供の良いところを発見するコツ」を知ることが重要です。

自己肯定感が高まれば、受験に向けた勉強にも集中できる

近年、「自己肯定感」という言葉が注目されているので、耳にしたことがある親御さんも多いでしょうし、実際にどのようなものなのかを理解している人もいることでしょう。

  • 失敗しても再び挑戦できる
  • 人間関係でストレスを感じにくい
  • 他者と比較しない
  • 意欲的で高い集中力を発揮できる
  • 人の話に耳を傾けられる

自己肯定感が高いと、このようなメリットを得ることができるので、必然的に受験に向けた勉強に対して高い集中力でポジティブに取り組むことができるようになります。

親が子供の良いところを褒め、少しでも子供の自己肯定感を高められれば、その分受験勉強の質も高まるはずです。

リフレーミングを使って子供の良いところを発見する

子供の良いところを発見するために有効な手段となるのが、「リフレーミング」です。

リフレーミングとは、「物事の考え方の枠組みを一度外し、新たな枠組みで考えることで印象を変える」というテクニックです。

例えば、「コップに半分しかジュースが入っていない」という考え方を「まだ半分もジュースが入っている」というように考えを変えるということです。

このテクニックを応用すると、以下のように子供の良い所を発見できるようになります。

  • 「集中力が続かない→短時間で高い集中力を発揮できる」
  • 「休日の朝になかなか起きれない→脳と体の疲れを完全にリフレッシュできる」
  • 「1日に複数の教科を器用に勉強ができない→1教科を重点的に勉強できる」
  • 「飽きっぽくて1つの教科に集中できない→複数の教科を1日の中で器用に勉強できる」
  • 「単純なミスが多い→大枠は理解できている」
  • 「受験が気になって寝むれないことがある→受験に真剣に向き合っている証拠」

このように、ネガティブな要因もリフレーミングすることでポジティブな要因へと変えることが可能なので、自然と子供を褒めやすくなるはずです。

ポジティブシンキングとは考え方が違う

良いところを発見しようとする時、「ポジティブに考えればいいんだ」とシンプルに考えてしまいがちですが、リフレーミングとポジティブシンキングは根本的な捉え方が異なります。

ポジティブシンキングは、「前向きな感情になるように考える思考」であるのに対して、リフレーミングは、「相手の立場を理解し、共感した上でポジティブな枠組みに変える」という捉え方となります。

子供の自己肯定感を高めるために褒めるのであれば、ただポジティブな言葉を掛けるのではなく、子供の立場や状況を踏まえた上で(理解し受け入れた上で)リフレーミングをして褒めることが重要なのです。

まとめ

今回は、「子供を褒めることが苦手な親でも良いところを発見できるコツ」について解説してきました。

子供の良いところを発見し褒めることで自己肯定感を高められるので、親としてもなるべくポジティブに子供を見るということが重要と言えるかもしれません。

「リフレーミング」という考え方で子供の特徴を捉えれば、きっと容易に良いところを発見できるはずです。

ぜひ一度リフレーミングを試してみてはいかがでしょうか?

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