受験成功のカギは、合格の「その先」の目標設定に尽きる!

入試対策

恐らくこの記事を読んでいるアナタは受験生

まだ「なんとなく」かもしれませんが、頭の中には「A校行きたい!」「絶対にB校に合格したい」など、いくつか志望校が浮かんでいるのではないでしょうか?

でも、ちょっと自分に問いかけてみて下さい。

果たしてその志望校、本当に心の底から入学したいと思っていますか?

「親が希望するから」  

「今の成績から考えると妥当だし」

「周りがそういう雰囲気だから」

自分で決めたつもりでも、実は無意識に周りに流されて決めてしまってはいませんか?

どんなに受験勉強に時間を費やしても、自分が心の底から納得し、しっかりとした目的意識を持っていないと勉強の効果は思ったより出にくくなってしまいます。

そこで今回は効率良く受験勉強を行うために、いま一度確認しておきたい目標設定の仕方を紹介していきます。

合格=ゴールじゃない!

受験勉強の目的は、もちろん志望校に合格すること。

しかし、受験勉強を順調にこなせている時には何の問題もありませんが、人間そういつも思うようにはいかないものです。時には「やる気が出ない」「成績が思うように伸びない」なんてスランプに陥ることもありますよね。

そんな時にただ志望校に合格することだけを目的に勉強していると、「ここまで辛い思いをしてまで本当に合格したいのかな?」「別に他の学校でもいい気がしてきた」なんて少し弱気な気持ちにもなり兼ねません。心がついてこないのに、無理やり勉強に時間だけを費やしても、それは労力の無駄。とても効率の悪い勉強法になってしまいます。

そこでオススメなのが、志望校合格の「その先」にある、より大きな目標をイメージすることです。

シンプルに言うと、将来の目標を立てることです。

将来働きたい業界、分野、職業、職種を具体的に考えてみましょう。

もちろん、この先変わる可能性は大いにありますし、高校受験の場合は将来なんてまだ先のこと過ぎてイメージを描きにくいかもしれません。その場合は、ぼんやりとした方向性だけでも構いません。

自分の未来の方向性がある程度決まれば、おのずと「その将来のために、自分が現段階で思い描く目標のための通過点として、この学校を受験する!」と志望校に合格することへのモチベーションをより強固なものにすることができるのです。

志望校に入学したらやりたいことを考えてみる

次に、ぜひ行ってほしいのが自分が志望校に合格したらどんなことをしたいか、どんな学校生活を送りたいのかをできるだけ具体的に思い描くことです。

晴れてその学校の学生になれたとして、どんな勉強に力を入れていきたいのか、どんな部活やサークル、課外活動に挑戦してみたいのか、放課後はどんな風に過ごしたいのか、理想像で構いませんので具体的に想像してみましょう。

詳細に思い描くには、詳しい情報収集が欠かせません。

そのために、早い段階からできるだけ志望校の文化祭や説明会等の機会に積極的に足を運ぶことをお薦めします。学校のウェブサイトから得る情報だけでなく、チャンスがあれば在校生から直接学校の話を聞くのもおすすめです。

合格後に自分がやりたいことや学校生活を送っている自分の姿を具体的に思い描くことで潜在意識に働きかけ、受験勉強へのやる気継続につなげることができます。

「合格している自分」をイメトレ!

オリンピック選手が「日頃から自分が最高のパフォーマンスを行って金メダルを獲得する様子をイメージトレーニングする」という話を聞いたことがありませんか?

イメージトレーニングは受験でも効果があるといえます。

ぜひ、こんなことを頭の中でイメージしてみて下さい。

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受験当日、スッキリと目が覚めてゆったりとした気持ちで朝食や準備を済ませる自分。

落ち着いた気持ちで会場に向かい、今までの努力の成果を存分に発揮している自分。

そして、すっきりした気分で帰途に着く自分。

合格発表当日、自分の番号を見つけて喜んでいる自分。

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―――結果も出せていないのに、こんなことを想像するのはバカらしいと感じるかもしれませんが、決して無駄ではありません。

地道な努力がモノを言う受験勉強。

時には上手くいかなかったり、やりたいことを犠牲にしたりして、「何のためにこんなに勉強しているんだっけ?」と自分で自分が分からなくなってしまうことも珍しくはないはずです。そんな状態では勉強の効率は悪くなる一方ですよね。

でもイメージトレーニングをすることで、気持ちを落ち着かせるだけでなく、目的意識を明確にして受験勉強に取り組むことができるはずです。

ゴールが決まれば、あとは具体的に落とし込むだけ

合格の「その先」の目標設定ができ、合格後にやりたいことを思い描き、合格した自分の姿もイメージできるようになれば、もう何も言うことはありません。

あとはそれを達成するために「いつまでに」「何をやるか」を具体的にスケジュールに落とし込んでいき、勉強に全力投球するのみです!

もちろん、受験は「勉強」の結果を競うものですが、それと同時にいかに目的意識を持ってモチベーションを維持し続けるか、その辺の精神面も試されるものだからです。

そして、モチベーションを安定的に維持することができれば、受験勉強はとても効率よくすすめることができるでしょう。

「目的・目標を明確にすることで効率的に勉強をしていく」ヒントがのっている書籍もありますので、こちらもぜひ参考にしてみて下さいね。

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G-PDCA勉強術 必ず目標達成できる方法 石川和男 アスカビジネス

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